公民館利用者にインタビュー!(奈良市生涯学習センター)

奈良市生涯学習センターで開催される講座「公民館の学びの扉を開こう!」の準備で、学生と一緒に公民館利用者にインタビューしました。

(杉山・田中研究室)

目的

今回の講座は、公益財団法人奈良市生涯学習財団 生涯学習センターの主催講座。何か始めたいけど、何をしたいのか何ができるのか迷っている方を対象に、生涯学習の基本を学び、生涯学習センターや公民館の役割を知ってもらうことで、一歩を踏み出すきっかけをつくることを目的にした講座です。今回、杉山先生が講師依頼を受け、当日は田中先生と学生も加わって実際の講座を楽しく進行していきます。

その準備として、生涯学習センター開館以来ずっと利用されている利用者の皆さんにお話を伺ってきました。長年活動されている皆さんのお話が、これから活動してみたいなと思っている人の気持ちを後押しする素敵なメッセージになります。当日が楽しみです。

はじめてのフィールドワーク

この4月に入学したばかりの1回生が「インタビューに参加してみたい!」と参加表明し、なんと入学からわずか3週間、早々フィールドワークにデビューすることになりました。初めて社会教育施設に来たという学生。実際に利用者さんのお話を聴きながら、生涯学習センターや公民館の活動や役割のおもしろさ、大切さを感じ始めてくれました。

動画撮影のセッティングの補助、自主グループの活動見学、館長に案内されての施設見学と盛り沢山の内容で、充実した時間を過ごしました。また、インタビューでは、利用者さんの人生の振り返りに自分自身の経験を重ねながら、大学で学ぶことの意味を確かめる機会となったようです。インタビュー中に発言を求められ、少し緊張した様子でしたが、堂々と感想を話してくれました。

「ただ聴くだけでなく、数歩先を見越して考えながら聴くといいよ」との教員からのアドバイスに、利用者さんの話を聴く意識や姿勢もみるみる変わっていきます。館長からは「1回生なのにこんなにしっかり感想をもって話せるなんて!」と褒めていただく場面も。これからどんどん現場に出て、力をつけていってもらいたいです。

学生の声

学生

利用者の皆さんの話を聞いているうちに、公民館という場は一人ひとりの暮らしの一部なんだと実感しました。今日は少し緊張することもありましたが、たくさんのことを経験できて「行きたいです!」と一歩踏み出して良かったです。来週の講座につなげていきたいです。

研究室の先輩や先生方のように自分もなれるのか不安ですが、頑張っていきたいと思います!