今年もならまちわらべうたフェスタの準備がスタートしました!

今年で32回目となる「ならまちわらべうたフェスタ」、第1回目の実行委員会が開催され、教員と学生が一緒に出席しました。スタートアップということで、実行委員長・副委員長の選出、年間計画、各団体の自己紹介がありました。長年かかわってきた3・4回生の学生が代表して、しっかり挨拶してくれました。

今年も天理大学社会教育学科(杉山・田中研究室)は、全員で全力参加します!

(杉山・田中研究室)

私たちのかかわり

私たちがわらべうたフェスタに関わり始めたのは、コロナ禍前の2019年です。ならまちで、なんだかとってもすごいイベントがあると知って顔を出したのがその始まり。その後、学生と一緒に何ができるのかを考えながら、毎年、いろんなことに挑戦してきました。

「ならまちをわらべうたの似合うまちにしよう」「ならまちからわらべうたを世界に発信しよう」を合言葉に30団体以上の関係者が集まってつくりあげられるならまちわらべうたフェスタは、開催日の一日に、ならまちの至る所でたくさんのイベントが開催されます。私たちの研究室では、手分けして各会場をくまなくまわり、イベントを楽しんでいる子どもたちや関係者の皆さんの輝く笑顔を記録し、全体で共有するフォトブックをつくっています。それを終了後、実行委員の皆さんと共有し、ともに振り返って、このフェスタの良さや「来年も頑張ろう!」という前向きな気持ちを後押ししようとしてきました。

その後、コロナ禍においてフェスタの継続が危ぶまれた際には、実行委員の皆さんと力を合わせて「おうちとならまちをつなぐ」ことを目指してオンライン配信を試みたり、参加者や関係者が一堂に介してフィナーレを楽しむステージ企画を立ち上げたりと、毎年、少しずつやれることを広げながら参加しています。今年はどんな挑戦が生まれるでしょうか、楽しみです。

卒業生が卒業論文を謹呈しました

この日、2023年度の卒業生が、卒業研究のインタビュー調査でお世話になった実行委員の皆さんに完成した卒業論文を謹呈しました。

ならまちわらべうたフェスタはなぜ30年以上も活動を持続させることができたのか、というテーマで取り組んだ卒業研究でした。彼は入学してからの4年間、毎年ならまちわらべうたフェスタに参加し、自らその歴史に貢献しながら、このテーマを探究したいとわらべうたフェスタを支える環境や条件を分析し、考察しました。

無事に卒業したことを報告するとともに、インタビューでお世話になったみなさんに卒業論文をお渡しできてよかったです。継続的に地域にかかわり続けるからこそ学べたこと、得られた価値は大きいものです。その経験を地元企業の仕事でどんどん活かしていってほしいです。