「第38回山田公民館まつり」に参加してきました!

天理市山田地区の「第38回山田公民館まつり」に参加してきました!

会議といった準備から当日の本番まで全体を通して参加することで、私たち大学生が地域主体の行事にどのように関わればよいのかを考えるきっかけになりました。

(この活動Voice!は、学生が活動を報告します。)

木造校舎の公民館は思い出の場所!?

山田公民館は、天理駅からコミュニティバスで約1時間の場所にあります。私は初めて訪れた時、棚田や茅葺屋根の民家に目が行き、自然が多くとてものどかな場所だなと感じました。また、印象的な木造の公民館の建物の傍には遊具や少し広いスペースがあり、その場を使って何か出来るのでは?とワクワクしました。

趣ある木造の山田公民館の建物について、職員さんから、かつて使われていた木造校舎を利用していると聞きました。公民館を利用する人の中には、かつてこの校舎に通っていたという人もいるそうです。校舎が公民館に生まれ変わったことで、思い出の場所に来るきっかけにもなるので、とても素敵だなと思いました。

「企画を一緒に考える」それが決め手!

私が公民館まつりに関わったきっかけは、社会教育基礎実習という授業で、担当の先生から、近々公民館まつりに向けて取り組みが動き出すので参加してみないかと誘ってもらったことです。参加の決め手は、公民館の職員さんや利用者のみなさんと一緒に企画を考えられることです。準備段階から関わることで、みなさんと一緒に作り上げることができるのではないかと思いました。

地域外の大学生だからできること、そんな私たちが提案したのは・・・

企画を考えるにあたり難しいこともありました。理由は、私がこの地域の出身ではない外部から来た大学生だったからです。最初、何も分からない状態で参加したこともあり利用者のみなさんとどう関わったらいいのか悩んでいました。そんな中、職員さんが公民館の利用者のみなさんに「大学生の子はお手伝いさんじゃないよ」と声をかけてくれて、その言葉が私の悩みを解消するきっかけになりました。私は、地域主体の行事に大学生がどのように関わればよいのかという問いを立て、自分たちは支える側であるという意識で、利用者のみなさんの公民館まつりを盛り上げようという気持ちを後押ししたいと思い、10数団体あるクラブのポスター制作を提案しました。職員さんにもその思いが届き、無事、公民館まつりの当日には私たちが制作したポスターが飾られました。当日、ポスターを見た人からは「それぞれのクラブの特徴が出ていて、初めて見る人にもわかりやすい」といった言葉をいただき、クラブの人にも喜んでもらえたので、公民館の利用者の皆さんに少しでも貢献できたのではないかと思っています。

学生の吉田さん

今回の経験から学べたことは、人と向き合うことです。職員さんの「大学生はお手伝いさんじゃないよ」という声で自分がどうすべきかを考えるきっかけになったことが、強く印象に残っています。3回生で行う社会教育実習で実習先を選ぶときにも、「住民の声を大切にする」ということが気になり、実習先を選びました。この活動Voiceを書くことで、自分が本当に大切にしたいことは何か、改めて考えることができました。

佐々木先生

地域の方々の思いが詰まった旧小学校校舎を利活用している山田公民館。実習を経て公民館祭りに参加した学生たちも、地域と公民館の関係について新たな気づきが多かったようです。これからも息の長い交流を続けていきたいですね。

田中先生

地域の現場で活動し経験を得るだけでなく、大学に戻って振り返り、省察することで、活動の意味や意義を深く考えることが出来ます。一つの活動や出会いが次の経験や行動につながる、そんな学生が学び成長する貴重な時間を大学での振り返りで共有させてもらっています。