第5回本ぶらサンデー参加報告(その1)

2024年3月末から準備を行っていた「天理本通りマルシェ 第5回本ぶらサンデー」が5月12日に開催されました!

当日の様子をダイジェストでご紹介します!

杉山・田中研究室

企画1 「名物こんぶ吉川屋」出汁ワークショップ!

天理本通り商店街老舗の「名物こんぶ吉川屋」とコラボした出汁ワークショップ。残念ながら当日はお仕事のためにワークショップの運営をご一緒できなかった店主の上田さんですが、なんと等身大パネルでブースに登場!素敵な笑顔で来場くださった皆さんを大いに盛り上げてくださいました!

学生たちは、上田さんとの事前打ち合わせから「ぜひ伝えたい!」と思ったことを整理し、利き酒ならぬ「利き出汁」、吉川屋の魅力や上田さんのお人柄にまつわるクイズといったプログラムを考案し、楽しく学んでもらうことで、人と人、人と商店街をつなげようと試みました。

今回の取り組みで、天理本通り商店街の吉川屋という昆布屋さんにはとっても素敵な笑顔の上田さんがいることを知ってもらえたと思います。今後も商店街に足を運ぶきっかけになっていけばいいなと思います。

学生

上田さんの手厚いサポートで安心して準備を進めることができましたし、当日への期待にやりがいを感じて頑張ることができました。当日はワークショップに来た皆さんに楽しく学んでいただくプログラムを準備したことで、吉川屋さんのことを知っている人とも知らなかった人とも会話が弾み、そのまま吉川屋さんに足を運んでくださる人もたくさんいて、ブースからお店へと人の流れができていたように思います。

学生

「イベント」だけではなく「商店街」全体が盛り上がるにはどうしたらいいか。そのきっかけとして「地元商店街の皆さんと一緒に活動する」ことを目指してこの「出汁ワークショップ」を考えました。今回はその初めの一歩だったように感じています。遅くまで大学での準備を頑張ってよかったと思えるような、そんな時間になりました。つくる楽しさ、つながる楽しさ、学び合う楽しさを確かめることができたので、ぜひ次の本ぶらサンデーにつなげていきたいです。これからも地域とともにある本ぶらサンデーを目指していきたいと思います。

企画2 商店街おもいで写真展

天理本通り商店街の魅力は、商店街にかかわる一人ひとりの中にある「おもいで」という「記憶」が集積していることなのではないか。そう考えた私たちは、上田さんをはじめ商店街の皆さんから古写真をお借りし、商店街の「おもいで」を共有する写真展を企画しました。当日、来場された方がもっている商店街の「おもいで」を付箋に書いていただき、写真に添えて貼ってもらうという来場者参加型の企画として実施しました。

当日は、準備している最中から会場をのぞきに来られる方がいたり、家族や知り合いを誘って何度も繰り返し見にくる方もいたりと、商店街の方々がたくさん来てくださったのが印象的でした。また、遠方からの来街者でも、懐かしそうに写真を見ては「何十年も前の話だけどね」と、私たちに「おもいで」を語ってくれて、たくさんの人から記憶を引き出すことができる写真の力とたくさんの「おもいで」が集積されている商店街の「場」のもつ力を感じる機会になりました。

「商店街おもいで写真展」は、今後の本ぶらサンデーでも力を入れて取り組んでいきます。皆様もぜひ一度、お越しください!

学生

昔の写真を見て、当日をなつかしむ声や姿にたくさん触れることができました。この「おもいで」を展示する写真展に来てくださった今日の記憶もまた「おもいで」となって、その人の人生に残っていくのかもしれないな、と思いました。写真展を続けてほしいという意見をいただき、うれしくなりました!

学生

地元の皆さんに商店街の話を聞くことができてよかったです。そうやって「おもいで」に触れていくことで、商店街の風景がいつもと少し違ってみえるような気がします。なんと展示された写真に昔飼っていたワンちゃんが映り込んでいたのを発見した方もいました!