現場の職員から学べる!「社会教育実践講座」
杉山・田中研究室では、現職の自治体職員や地域コーディネーターを対象とした研修「社会教育実践講座(奈良県主催)」を受講し、なんと学生時代のうちから現場職員と一緒に社会教育を学び合う機会も提供しています。
1回生のうちは緊張することもありますが、大学で社会教育を学び、地域での実践経験も積み重ねながら、その先にある卒業後の活躍をイメージする貴重な機会にもなっています。
杉山・田中研究室
互いの実践を共有し、社会教育の原点を確かめる
令和6年度は年間4回にわたって開講される「社会教育実践講座」ですが、第1回目が6月7日午後、奈良県立教育研究所で開講されました。
講師兼コーディネーターである杉山先生の進行のもと、グループワークを中心に講座が進んでいきます。アイスブレイクからオリエンテーション、「3つの種」をもとに実践的な自己紹介へと続きます。
そして、この日のメインは「社会教育の魅力・意義、職員の役割」を考え、学び合うイラストワークショップです。社会教育の法的根拠を学んだ上で、今度はそこに自分たちの経験を重ねながら、社会教育の魅力・意義、私たちの役割をなんとイラストで表現し、互いの作品を鑑賞・交流しながら社会教育への理解を深めていきます。
最後は、中央教育審議会生涯学習分科会の議論の動向について学んだ上で、各現場の状況や課題を見つめ直し、次回の講座に向けて準備を進めました。県内各地からの受講を支えるため、研究室として会場と各地を結ぶオンライン参加のサポートにもあたっています。
初めて参加しましたが、社会教育の「プロ」が集まって学び合う輪に加わって、あらためて社会教育のすごさを感じました!社会教育を支える仕事の幅広さを学べました。地域や立場、仕事の内容が違っていても、違うからこそ見えてくるものもあり、おもしろかったです!
去年から参加して、今年も絶対に受講したいと思っていました。同じ公民館の施設や事業でも、地域が変わると状況や条件が違うことがよくわかりました。今後の公民館のあり方について考えさせられました。次回の講座に向けて、大学でもしっかり学んでいきたいと思います!